1986年に沖縄県石垣島で起きた「トリカブト殺人事件」。
犯人である神谷力(かみや つとむ)は毒殺トリックで「天才」と称されることもありますが、どのような学歴だったのでしょうか?
この記事では神谷力の学歴や天才と言われる理由についてまとめていきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
目次
神谷力の学歴
神谷力の最終学歴は高校です。
1939年に宮城県仙台市に生まれた神谷は1958年に仙台市立仙台高校を卒業。
東北大学への進学を目指していましたが、受験に失敗し、最終学歴は高卒となっています。
神谷力のプロフィール
神谷力のプロフィールをまとめていきますね。
基本的なプロフィール
- 氏名 :神谷力(かみやつとむ)
- 生年月日:1939年(月日は不明)
- 出身地 :宮城県仙台市
経歴(生い立ち)
| 年 | 年齢 | 出来事 |
|---|---|---|
| 1939年 | 0歳 | 宮城県仙台市生まれ(父:東北大教授) |
| 1944年頃 | 小3 | 父が政治犯として収監 |
| 1949年頃 | 小5 | 母が服毒自殺、工場に住み込み労働開始 |
| 1958年 | 19歳 | 仙台市立仙台高校卒業(東北大受験失敗) |
| 1959年 | 20歳 | 上京 |
| 1961年 | 22歳 | 音響機器製造会社に入社 |
| 1965年 | 25歳 | 1人目の妻(看護師)と結婚 |
| 1973年 | 34歳 | 空調機器製造販売会社に入社 |
| 1977年 | 38歳 | 経理部副部長に昇進 |
| 1986年 | 47歳 | 石垣島で3人目の妻が急死(事件発生) |
| 1991年 | 52歳 | 業務上横領容疑で逮捕→殺人容疑で再逮捕 |
| 1994年 | 55歳 | 第一審で無期懲役判決 |
| 2002年 | 63歳 | 最高裁上告棄却で無期懲役確定 |
神谷は東北大学工学部の教授をしていた父と教授夫人の母というエリート家庭に生まれました。
恵まれた家庭環境かと思いきや、神谷が小学3年生の頃父が教授を辞職し、革新政党の活動に参加し、政治犯として収監されてしまいます。
残された母は服毒自殺。
その結果、小学5年生の頃から工場に住み込み労働をしながら学校に通う日々を送っていました。
天才と言われる理由は?
神谷力が天才だと言われる理由は以下 点だと考えられます。
- 独学で薬理学を極めた
- 毒物の拮抗作用を犯罪利用
- 1時間35分のアリバイトリック
一つずつ詳しく解説していきますね。
1.独学で薬理学を極めた
神谷力が天才だと言われている理由一つ目は「独学で薬理学を極めた」ためです。
神谷は高卒で、専門的に薬学・医学を学んだ経験は一切ありません。
しかし、自宅アパートに大学の研究室レベルの実験機材を導入し、マウスを使った独自の毒物実験を繰り返していました。
独学で薬物に関する専門的知識を身につけたため、天才だと言われています。
2.毒物の拮抗作用を犯罪利用
神谷力が天才だと言われている理由二つ目は「毒物の拮抗作用を犯罪利用した」ためです。
トリカブト殺人事件最大の特徴は、アコニチン(トリカブト毒)とテトロドトキシン(フグ毒)の拮抗作用を利用したトリックです。
アコニチンとテトロドトキシンを同時投与で互いの毒性を相殺 → 死亡時刻を遅らせる
この薬理学的メカニズムは、当時の医学界・法医学界でもまだ十分に研究が進んでいなかった領域であり、学者たちでさえ即座に解明できなかったほど高度な内容でした。
3.1時間35分のアリバイトリック
神谷力が天才だと言われている理由三つ目は「1時間35分のアリバイトリック」です。
神谷は毒物の半減期の差を利用して、毒を盛ってから死亡までに1時間35分のタイムラグを発生させました。
これは「鉄壁のアリバイ」と評されています。
まとめ
トリカブト殺人事件の犯人神谷力の学歴や天才と言われる理由についてまとめてきました。
- 最終学歴は高卒
- 天才と言われるのは、高卒でありながらも高い薬学の知識を持っていたため
ということが分かりました。